Manami Komori / Citrus Monsoon
小森まなみ「シトラスモンスーン」
¥3,000
KICS 884 (King Records)
MAGIC / ROCK'A BEAT
MAGIC / ROCK'A BEAT

wface結成前の事なんだけど、ひょんなことから小森まなみさんのアルバム「シトラスモンスーン」のレコーディングに参加することになった。3曲の楽曲提供のうち2曲は演奏とアレンジも任されたから当然のように得意分野で攻めてみました!あらかじめ小森さんにはMAGICを聴いてもらってたから、アレンジ面でビックリされるような事は無かったはず・・・かな?(笑)俺の方も事前に小森さんのアルバムを聴かせてもらってたから、よりポップなロカビリーやオールディーズ・テイストの効いた曲を用意してみた。自分用に書く曲とまた違う新境地の発見があって、たまには人のために曲を書くのも面白かったね。ちなみにその3曲のタイトルは「Blue Lagoon」、「終わらない夏」、「青空-L号」で、楽曲の雰囲気はちょっとMAGICっぽいかな?そこにビーチ・ボーイズ風のコーラスがあったり、エコーが効いたギャロッピング・ギターがあったり、夏を感じるようなサウンドになったと思うよ。ちなみに「青空-L号」はその後結成したwfaceのファースト・アルバムでも採用した曲。モチロンwfaceの方は俺が作ったデモのオリジナル・アレンジに近いけど、「シトラスモンスーン」収録の「青空-L号」は他のアレンジャーが仕上げたから初めて聴く人はみんなビックリするかも。俺も久しぶりに聴いたらアレンジの違いにビックリしたもんね。(笑)
このときのレコーディング・スタジオは、以前マジックがやってたラジオ番組「マジカル・ロカビリー・ナイト」を収録していたフラミンゴ・スタジオ。場所はJAZZBILLYライブでおなじみの赤坂。フラミンゴ・スタジオは「マジカル・ロカビリー・ナイト」の収録をしていた頃にはラジオ等の番組制作がメインだったのに、しばらく御無沙汰してる間にCD音源制作も可能なマルチなレコーディング・スタジオに変身していてビックリ。そ〜いえばスタジオの灰皿には、今は貴重な「マジカル・ロカビリー・ナイト」のプレゼント用ステッカーが貼ってあったなぁ〜。
レコーディングで使った機材はモチロンお気に入りのグレッチとフェンダー・アンプ。ギターは'57ランチャーと赤い'59ダブル・アニバーサリーで、このときはまだピンストライプが入ってない頃。アンプは初めてレコーディングで鳴らした'62ベースマン。しばらく前だとレコーディングは、ダイナソニック・ピックアップの6120がメインギターだったけど、この頃のマイ・ブームでフィルタートロンの株が上がってたみたい。あとね、このCDではランチャーの音がランチャーらしく録れてるのがマニアックな聴きどころだね。(笑)

レコーディング使用機材
1959年 グレッチ ダブル・アニバーサリー
1957年 グレッチ ランチャー
1962年 フェンダー ベースマン・アンプ


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