ROCKIN' 50's Fest 2 (7)

バズ&ザ・フライヤーズ。ネオロカでは5本の指に入る俺のフェイバリット・バンド。とっくに解散して、その後は「ジョーボクサーズ」なんてバンドもやっていたけど、その後は死亡説まであったバンド・リーダーのバズ・ウェイン。(笑)それが今になって生で見れると思うと自分の出演よりも興奮してたっけ。
このイベント会場のカジノ隣接のホテルにチェック・インしてベッドでゴロ〜ンとしてると、「ドンチキ・ドンチキ」音が聞こえてきた。ホテルには色んな出演者が泊まってるから「へ〜っ、みんな真面目に練習してるんだなぁ〜」なんて思いつつ聞いていると、聞き覚えのある曲が聞こえてきた。「ん!?Little Pig?」「・・・待てよ、バズ出演するよな!?」「ん!?もしやコレってバズがやってる!?」「・・・バズだろ!?バズ!」「間違いねぇ!バズだ、バズ!」旅の疲れも吹っ飛びアドレナリン急上昇!あわててベッドから飛び起きると、その演奏の聞こえる部屋の方へと飛び出してダッシュ!まるでストーカー。部屋をつきとめると、その部屋のドアに耳をあててしばら〜くリハーサルを聴いてました。姿は見えないけど、「生バズだぜ!生バズ!」ってな感じで興奮しながら。(笑)
さて、数日後にはいよいよ待ちに待ったバズ・ウェインの登場!ステージでは旧友のリーバイがMC。リーバイに聞いた話では、当初バズはこのイベントの出演をかたくなに断っていたらしい。もう音楽をやってなくて俳優が本職だから。ところがオーガナイザーがどうしても出演して欲しいと熱望して(BIG MONEYも積んだらしい)ついに出演が決定したとの事で、今回が最初で最後のステージなんて言われたから俺も気合い充分!歴史的な夜を記録しようと片手にデジカメ、片手にビデオ・カメラで望んだのでした。(笑)そして「ディグ・ウェイン(DIG WAYNE)!」と本名での呼び込みに、初めて見る「生バズ」が登場しました。「ん〜、やっぱりレコード・ジャケットとは違うな。」「こいつ本当にバズ?」なんて不届きなことを考えたのもつかの間、歌いだしたらバズでした〜!見てくれは変わっても、声とリズムは昔レコードで聴いたまんま!ギターもジャケと違うけど、グレッチのピックギターを抱えててカッコ良い。リード・ギタリストはHIGH NOONのSean Mencher。マジメにリハをやっていただけあって、かなり忠実にオリジナルを再現してました。いやぁ〜、燃えた!デジカメとビデオ撮りながら燃えた!本編ラストの「New Girl Friend」では会場もクライマックスを迎え当然のアンコール。そういえば、「Everybody's Movin'」の途中、おじいちゃんがステージに出てきたと思ったら・・・なんとオリジナル・シンガーの「グレン・グレン」!二人で歌って、これまた当然のように大盛り上がり大会!グレン・グレン曰く、ストレイ・キャッツよりも先に俺の曲をカバーしたのがバズだ!って讃えてました。
ライブ後、あまりの盛り上がりに気を良くしたバズは「俺、また音楽やろうかな」だって。(笑)それから約一年後、この文を書こうとなにげに検索してみたら・・・ホントにやるみたいね。今度は本名使って「Dig Wayne and The Chisellers」ってバンドです。

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